国益 2006 3 21

 最近、「大手銀行、定期預金金利 相次ぎ引き上げ」というニュースがあります。
これは、日本の国益にとって、とても重要なことです。
 「貯蓄から投資へ」という言葉を聞きますが、
はっきり言って、国民全員が「投資家」になっては困るのです。
 株価が気になって、仕事が疎かになる、
あるいは、まめに席を外して、株価チェックをする。
こんなことにならないように、預金金利は、正常な状態に戻すべきです。

 何度も何度も書いていますが、
人間に一生があるように、国家にも一生があるのです。

「農業国家→教育国家→工業国家→金融国家→観光国家」。

 かつて、日本では、総合商社ですら、「虚業」と言われたのです。
それは、工業国家日本としての誇りが、そう言わせたのでしょう。
 世界を見渡せば、
「製造業が衰え、典型的な金融国家になってしまった国」があり、
あるいは、「現在進行形で、金融国家になりつつある国」もあります。
 日本も、金融国家になってしまうのか。
いや、日本は、金融国家にもなれないでしょう。
世界に、金融国家は、そんなに必要ないし、
金融国家にも、「定員」というものがあるでしょう。
 日本は、あの花火のように燃え尽きて終わるのか。
ああ日本よ、右翼でなくても、憂国という言葉を使いたくなる。
 日本には、「憂国の士」は、いなくなってしまったのか。
サムライの国と呼ばれたのは、もはや昔になってしまったのか。




































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